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ササクラの技術力

蒸発濃縮装置事例

Technology

CASE
フッ素回収事例

課題
フッ酸排水からフッ酸水を回収し、 フッ素のゼロエミッションを達成したい。

高濃度フッ酸廃水は消石灰を用いた凝集沈殿法では大量の汚泥が発生し産業廃棄物の増大を招きます。
また凝集沈殿を用いた排水には、数十ppmのフッ素が残っており排水処理に負荷をかけてしまいます。
ササクラではこのような廃液から蒸発濃縮により10%以上のフッ酸としてフッ素を回収するシステムを実用化しました。

【ユニークなシステム】
●2塔式濃縮装置
フッ酸は水蒸気とともに蒸発する性質があり単純に煮詰めると大半のフッ素が蒸発して失われます。
2塔式蒸発濃縮装置は第1塔の濃縮缶と第2塔の水洗塔からなり、第2塔の水洗塔で回収したフッ酸を再び第1塔の濃縮缶に供給します。こうしてフッ酸の回収率を最大になるようにします。

●酸アルカリ分離装置
第2塔の水洗塔を通過した蒸気はアルカリスクラバーに導き、蒸気中に残留 しているフッ酸を化学的に反応させて除去します。生成したフッ化アルカリ液は酸アルカリ分離装置によって再びフッ酸とアルカリに分離されま す。

2塔式濃縮蒸発装置で解決!

〈STC濃縮装置を使用する場合〉

導入メリット
  • 蒸発濃縮でフッ酸を回収
  • 回収率98%を実現
  • 蒸留水のフッ素濃度は0.1ppm以下を実現
  • 蒸留水は純水として再利用
  • フッ素を含む排水はゼロを達成
  • 汚泥発生は無し
ポイント
  • 本法の適するフッ酸廃水濃度は数千ppmから数万ppmの範囲です。
  • 本法はフッ酸を濃縮してフッ酸水溶液として回収し、他産業において利用します。

蒸発濃縮装置事例一覧

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