ディーゼルエンジン冷却水の廃熱を利用して海水を真空下で蒸発させ、高純度の清水を造ります。造り出された清水は飲料水、ボイラ給水、雑用水と多目的に使用できます。造水装置にはチューブラ式とプレート式の二種類があります。
最もポピュラーな造水装置として17,000台以上を出荷しており世界中の船舶に広く搭載されています。現在は5世代目となるXシリーズとして、冷却海水の供給及び、エゼクタポンプのアレンジの仕方の相違により、XE型、XM型の2種類を供給しています。
造水量は1日当り10トンから50トンまでをカバーしています。スチームインゼクタ又はスチームブースタユニットを追加装備して蒸気でも造水できます。